安達太良山麓沼尻鉱山跡トレック  「さぎの湯観光旅」
 <温泉の流れる白糸の滝>
■猪苗代湖畔志田浜温泉から、磐梯吾妻スカイライン方面に向かう。
中ノ沢温泉に右折して間もなく、左折して沼尻スキー場に向かう。林道最終地点に、安達太良様の登山口。沼尻鉱山跡入口がある。
源泉から引く湯送パイプ
白糸の滝◆登山口から歩いて約30分。白糸の滝が見えてくる。白糸の滝は、まさに温泉の滝。下流の流れは、絵の具を流したようなエメラルドブルーだった。滝下に降下しようと、ザイルを張ってスタッフを降ろそうとしたのだが、傾斜があまりにもきつくて途中でパスしてしまった。
何しろ、20キロ以上の撮影機材を各自背負っていたので止むを得ません。

◆次に目指すのは、沼尻温泉の湧き出し口である。近づくにつれて、硫化水素の匂いがだんだんと強烈になってきた。目に飛び込んできたのは、黄色い鉱物にまみれた木の樋だった。
この場所では、元禄の時代から硫黄を採掘していたんです。今では廃線になってしまいましたが、昭和35年当時までは軽便鉄道が鉱石を運んでいました。詰まり、木の樋は湯花を採取する流れだったのです。

<水色の要因>

◆硫黄川の水色の原因は、安達太良山の火山活動によるもので、アルミニュームや鉄分。硫酸塩等が複合して、強酸置を示していた。川底は、硫黄の成分が厚く付着しています。
湯花は、現在では余り採取されていませんでした。




沼尻廃屋
◆沼尻鉱山の歴史
◆1813年 噴煙多量・1899年 噴火。年初めから噴気孔数、噴気量増大。
8月24日爆発が噴気口から起こった。1950年 噴煙.昭和の初期頃まで。1658年 山崩れ温泉湧出。11月にも同じ場所で黒煙や噴石があった。
硫黄鉱山の建物に少しの被害があった。1900年 噴火。7月17日午後6時半頃大きな爆発があり、沼ノ平火口内に長径300m。短径150m。深さ40mの新噴火口が形成された。

◆沼ノ平火口内にあった硫黄鉱山製錬所の建物が全壊し、死者72名負傷者10名を生じた。この時硫黄川沿いに発生した爆風(火砕サージ)により1kmほど下流の沼尻温泉(現在の沼尻温泉ではなく泉源)周辺で樹木や建物に被害が生じた。降灰は東側には二本松・松川・針道まで、西側には白糸の滝付近まで達した。

◆鉱山跡を歩いて行くと、この世の地獄とも思われる荒涼とした光景が目の前に現れる。草木は殆ど生えておらず、強烈な硫黄の匂いが立ち込めている。
卵の腐った匂い。硫化水素ガスが川の谷間に停滞しているのか、吹き上げの風が吹くと息もできないほど噎せ返る。(入場禁止区域有)


◆こんな所にも、人の手によって掘られた露天風呂らしきものが各所にあるのだ。私達最初の計画では、天然の露天風呂を作って楽しもうと準備をしていたのだが、足湯程度でやめときました。どうしてかって、PH濃度が1ですよ!是では、硫酸の中に入っているようなものですよ。
温泉湧き出し口
◆採掘後の廃屋を過ぎると、ようやく源泉の湧き出し口に到着。近辺の流れは、乳白色の水色となり、石に付着した硫黄分で不思議な光景でした。
食いしん坊の賢さんは、湯卵の準備。源泉温度は68度。若菜ちゃんは、露天風呂はないかと探したが、酸性度を調べたら何とPH1を表示した。これでは、硫酸風呂になり兼ねないので足湯を楽しむ事になりました。






鉱山跡
◆美しい猪苗代湖。
しかし、その源は地獄の釜のように荒涼とした地帯に驚きました。見た目は確かに綺麗だが、微生物が棲み難い環境でもある。好き勝手に行動する人間社会と共存する自然界とは、微妙な自然のバランスを必死で保っているのではないでしょうか。
◆紺碧の猪苗代湖の水色は、硫黄川から生まれていたのです。白糸の滝は、35度前後の温泉となり30メートルほど落下しています。その渓流の流れは、見るからに青白い白濁湯でした。足湯で我慢した私達でしたが、世の中には先行く方がいらっしゃいます。この露天風呂に入りたいと、遠方からお越しになる湯好み客がたくさんいるのです。


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